コラム

メンタルヘルスの呼吸法 その1

ヨガには沢山の呼吸法があります。流派によってやり方が少し違うこともあり、流派に属さない私は始めは混乱しました。しかし、違いを認めて自分の体調やこれからどう行動したいのか、例えば、気合いを入れたいのか、ゆったりしたいのか、頭をクリアにしたいのかなど、その時のシチュエーションに応じて呼吸法を使い分けられれば、より日常に幅が出ると感じています。

私の基本の呼吸法は、お釈迦さまが実践していたといわれるアナパーナ・サチ(出る息を主体に念住する呼吸)長呼気丹田呼吸法です。

6カウントで吐いて、4カウントで吸う。歩く時はこれに合わせて1歩ずつ足を運びます。意識を向けるのは吐く息!吐けば必ず入ってくるから。丹田とは、お臍から指4本ほど下へさがったところ。ここは神経叢という、細かい神経が集まっていて気力が集まる場所、臍下丹田(せいかたんでん)といいます。ヨガでは、スヴァディシュターナチャクラにあたるところです。この二つを意識して犬のお散歩や、マインドフル・ネスのトレーニングをしています。

私は偶数でカウントをとっていますが、先日、循環呼吸法を教えてくださったディジュリドゥ(オーストラリア先住民の民族楽器)の先生が「奇数もいいよ!キリが悪いからいつまでも歩ける」と、教えてくれました。確かにそうかもしれない。6カウントで吐いて3カウントで吸うとしてみるといつまでも歩けそうだし、なぜか楽しい!

これも自分の骨格、筋肉のバランスを感じながら自分なりの歩調を見つけて、「意識して」「しっかりと」長く歩くことがメンタルヘルスケアの上でも大切だと感じます。

写真:うちの子 ラブラドールのモナちゃん 11才

 

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