コラム

花は散っても変わらないもの、、、


暑い盛りのお盆。皆さまはどのようにお過ごしですか?

実母が昨年暮れに他界しましたので、今夏は新盆(にいぼん)になりました。

私は戦争を体験しておりませんが、幼少の頃の上野の復員兵の痛々しいお姿を、今でも鮮烈に覚えています。

蒸し暑さと、すっきり澄み渡った青空&入道雲は、私をその頃の夏に連れ戻します。
言葉では表現できない、なんとも云えない思いは、日本人の魂の記憶として誰もが持っているのかもしれません。

世界の平和を祈るばかりです。

臨済禅の中興の祖といわれる白隠禅師が、若い頃に
“花びらは散っても、花は散らない”
と、真実に気付かれたそうです。

亡くなっても無くならないもの、目に見える現象は壊れてなくなっても、目に見えぬ真実は、生死をこえて、時間・空間をこえて「今ここ」にあることがわかった。と。


子ども達が小さい頃は、夏休みをどのように楽しませてあげようかと、意識はそちらに向いていましたが、子供の手が離れた今は、お盆の過ごし方が少し変わりました。

語りかけずとも、いつも側に居てくれる亡き父や母、義理の父、若くして亡くなった兄や祖父母が、いつも共に居てくれることを感じ「ありがとう」という感謝の気持ちで一杯です。
そして「感謝の心を忘れないようにしなさい」と、教えてくれます。

「立秋」を過ぎて、日の出が遅くなりな始めました。これからは、朝晩涼しくなり過ごしやすくなるでしょう。

夏の疲れが出ないうちに、休み明けはヨガで自律神経を整えましょう!


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